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童話。連載中。
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 ネコとヒヨコ  概要
   ある時、森の中を歩く一匹のネコがいた。ネコは大変お腹がすいていた。川の水を飲んで、大の字になっていると、空から一匹のヒヨコが落ちてきた。
 ネコは魂消た。これは神が授けた食料だ。早速捕まえて食べようとすると、ヒヨコは潤んだ目で語り始めた。
 「僕を食べないで下さい」
 「何を馬鹿なことを言う」とネコは嘲笑した。
 「僕は小さいですし、腹の足しにはなりません。もう少し大きく育てて食べたらいかがですか」
 「その間に、逃げる気だろ」
 「滅相もありません。足にオモリでも付けてください」
 ネコは考えた。確かにこんな小さなヒヨコなど食べる所がない。それよりもニワトリになった時のモモ肉にかぶりつきたい。もう少し待ってやるか。
 猫は早速、ヒヨコの足を長いつる草と木で結びつけたのであった。
 こうして、死を免れたヒヨコは、悩みながらも、何とか脱出しようと頭をひねり始めたのだった。
 
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童話『ネコとヒヨコ』

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